息子が不登校気味になり
起立性調節障害だと判明し
学校へは部活にしか行けない生活になってから約1年後。
私は今までフルで働いていた仕事を時短勤務にする事を決意。
その事により不登校の状況はどう変わったかのお話です。
- 時短勤務にしたキッカケ
- 具体的にどのような生活パターンに変えたか
- 子供の精神力を尊敬
- 学校・先生の協力は必要不可欠
- 時短勤務にしてサポートした結果…
- 私が時短勤務にして良かったと思う1番の理由
- 【追記】息子は定時制高校の夜間部に入りました。でも私は時短勤務のまま!
- ー人気記事ー
時短勤務にしたキッカケ
まず、私が時短勤務にする事にしたキッカケは『体育祭』。
うちの子供の通う中学校では体育祭は2学期にあります。
過去記事にも書いていますが、運動好きな息子に先生が「ぜひ体育祭に出てほしい!体育祭の練習だけでも来ない?✧」と声をかけてくれたからです!
そして息子にどう思うか聞いたら、「そりゃできる事なら体育祭には出たい。でも練習にちゃんと行けないと出られないよね。」という反応。
息子に出たい気持ちはある!
ただ練習に参加できるかが不安なだけ!
それなら私が全力でサポートをする!
具体的にどのような生活パターンに変えたか
ー中学2年生の2学期ー
2学期に入ると体育祭の日まで毎日体育祭の練習があります。
私はその練習のスケジュールを事前に全部聞いて、それに合わせて仕事に行く時間を決めました。
練習の時間に子供を学校へ送れるように
・1~4時間目に練習がある日は午後に仕事に行く
・5,6時間目に練習がある日は午前中に仕事に行く
という感じです。
体育祭の練習に行けた!
そうしたら、行けたんです!練習に!
1,2時間目に練習がある日はさすがにちょっと厳しくて行けない日もありましたが、だいたいの練習には行けました!
子供の精神力を尊敬
1年近く部活にしか行けてなかった息子。
自分のクラスにどんな子がいるかすらもよく知らない状態で。
それでもみんなとの練習に参加できました!
そして何度か練習に参加できるようになってきた頃、いつもは練習にだけ参加して帰っていたんですが、「ついでに教室に上がって授業も受けてみない?教室に上がりづらかったら別室でもいいし(*^^*)」と、私と先生が言ってみました。
(息子が通っている学校では、教室に上がれない子が過ごせる別室があります。)
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私と先生とスクールカウンセラーの方との中では、以前から話していたんです。
まずは体育祭の練習。それに参加できるようになったら別室。そしていつかは教室に上る。…そんな段階が踏めたらいいなぁって。
もちろんそれは私達が勝手に思い描いた理想で、そんなに簡単にいくとは思っていなかったし、焦ったり期待しすぎる事はダメだと、常々思っています。
でも、なんと息子は教室に上がったんです。
別室すっ飛ばして教室!
私はてっきり別室からスタートするもんだと思い込んでいたんで、ビックリ(;^ω^)
ー中学2年生の2学期ー
2年生になってから初めて授業に参加できて、初めて教室に上がれました。
強いなぁって、我が子ながら尊敬。
もともと学校がイヤで不登校になったわけじゃないけれど、いきなり普通の授業に入るなんて、周りの目もあるし勉強の内容もわからないし、勇気がいっただろうなぁと思います。
学校・先生の協力は必要不可欠
先生が「お前が体育祭出てくれな体育祭勝たれへん!頼むから出てくれ~(>_<)!」って、息子の事を必要だと言ってくれたから。
スクールカウンセラーの方も一緒にたくさん考えてくれて、いつも私達を肯定してくれて、私達と先生の間も取り持ってくれたから。
体育祭の練習だけでもいい、好きな時間に来て好きな時間に帰って大丈夫だよという学校の体制があったから。
不登校の子供を時短勤務にしてサポートした結果…
息子は無事に、体育祭に出る事ができました。
ただ、手放しに喜べなかった。
【体育祭に出る事】を目標として登校する事ができるようになったので、体育祭が終わったらまた元に戻るかもしれないという心配があったので。
でも息子はこれをキッカケに今も体調に合わせてですが登校する事ができるようになりました!
行けてもだいたいがお昼から。
部活だけの日もあるし、もちろん登校できない日もまだまだありますが。
私はその後も毎日学校へ送り職員室までついて行っていました。
そのほうが行きやすいみたいだったので。
過保護だとかマザコンだとか、周りに変な風に思われないかな?って思う事もありましたが、もう何でもいいんです、息子がそのほうがいいんなら。
息子が不登校になって最初はドン底のような感じになりましたが、だんだんとね、息子が元気で笑ってくれるならそれだけでいいやって思うようになりました。
笑顔が増えた
学校に行けるようになってきたのも嬉しいんですが、なにより嬉しいと実感したのは、息子の笑顔が増えた事!
以前は鬱々としていたんですけど、明るくなりました。
まだ小学校3年生の頃に私が離婚して働き始め急に1人ぼっちの孤独な時間をたくさん過ごさせてしまったから、私といる時間が増えた事が良かったのか、体調がマシになってきたのか、友達との時間が増えて楽しいのか、理由はわかりません。
それとも全てが理由なのかもしれません。
ただ我が家の場合は、時短勤務にした事は無駄ではなかった!と心から思えています☆
デメリット
でもやっぱり綺麗事ばっかりじゃなくて、私もストレスが爆発してしまう時も。
一緒にいる時間が増えるのでイライラすることって当然増える。
毎日息子の様子を見ながら息子のタイミングに合わせて学校に送る、なんとかテンションを上げさせようと息子に気を使う。
そしてその努力が報われないなんて、ざらにありますから。
鬱陶しそうにされたりもするし。
時短勤務にして収入が減ったので前より色々自分の事を我慢してるのもあって、ストレスもなかなかあるというのも事実。
そして子供側も、お子さんの性格によっては『自分のせいで母親が仕事を減らした』と気にしてしまったり、一緒にいる時間が増える事を窮屈に感じる子もいると思うので、その辺は注意が必要ですね。
私が時短勤務にして良かったと思う1番の理由
そこまでして学校に行かさないでもいいやん!とも思ったりするし思われるかもしれないけど(行けないなら行けないでいいとは思っています)、息子を学校に連れて行った時に「おぉー!〇〇来れたん!おはよー!」って、何時に行ってもおはようって声をかけてくれる友達がいて、声をかけられて嬉しそうに笑ってる息子を見たら、良かったなぁと思うんです。
友達と楽しく過ごせるんなら、学校行けるに越したことはないよなぁと思います。
起立性調節障害ってどうしても『ずるい』『都合のいい時だけ体調が悪い』『仮病じゃないのか』とか思われてしまう事が多いと思うんですけど、息子の周りの子達はそんな事を言う子もいなくて感謝。
もう二度と見られないかもしれないと思っていた体育祭や合唱コンクール、文化祭。
見させてくれてありがとう。
誰よりも息子自身、よく頑張った!!
【追記】息子は定時制高校の夜間部に入りました。でも私は時短勤務のまま!
いろいろありすぎた中学校生活を経て、進路についてもたくさん悩みましたが・・・、結局息子はこの春 中学校を卒業し定時制高校の夜間部へ進学しました。
夜間部という事は学校は夕方からなので、私はまたフルタイムで働く事ができるかも?と思ったんですが・・・
結論から言います。
私は時短勤務のままです。私がまたフルタイムで働いて家を空けていたら息子は夕方からの学校へも行けていないでしょう(断言)。
うちは学校が少し離れているので通学に1時間程かかるという事もありますが、それでも毎日お昼過ぎから何度も起こして、起こして、起こして!やっっとギリギリに起きて、最悪ご飯も食べずに家を出て行ってます。
なので、もしも今 起立性調節障害で定時制高校への進学を考えている中学生のお子さんがいて、自分の仕事を時短勤務にしたorする事を考えている親御さんがこの記事を見てくれたとしたら・・・
その時短勤務は子供が高校生になっても終わらないかもしれない!
という事を伝えたいです😂💧
中学校の間だけ・・と思わないほうがいいかもしれません😢
仕事を辞めたい・減らしたい気持ちはやまやまだけど金銭面が不安…という方は以下の記事も合わせてお読みください。私が実践している事も含め書いています。
コメント
尊敬できる母親ですね。大変だと思いますが続けて下さい。
読者登録ありがとうございます。同じような思いをしている親御さんたちの励みになるブログだと思います。
ねずみごぞうさん★
コメントありがとうございます!
最初は怒鳴って引きずって学校に連れて行ってしまったし、今もまだたまにキレてしまうし(^^;)、とても尊敬できる母親とは言えませんが(TT)
頑張って続けたいと思います(^^)
ありがとうございますm(__)m☆
421miyakoさん★
コメントありがとうございます!
これからぜひブログ見させてください(^^)よろしくお願いします(^^)
はい、同じような状況の方の目に留まればいいな・・・という思いで書いています(>_<)★ 誰かの励みになれたら嬉しいんですけど(TT)
起立性調節障害は、お子さんもお母さんも大変ですよね。藤川徳美先生、ご存知でしょうか。栄養療法でいろんな不調を治す本が今すごく売れているのですが、わたしはFacebookでフォローしていて、起立性調節障害についての症例もよく出てきます。余計なお世話でしたら、すみません。ご参考になるかもしれないのでコメントさせていただきました。
https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12494899530.html?frm=theme
erinskyさん★
コメントありがとうございます!
藤川徳美先生、無知なため知りませんでした(>_<) ぜひ参考にさせていただきます! ありがとうございます(*^^*)